漫画「凪のお暇」と、野良猫男子

通勤路にいらっしゃるボス(勝手に決める)。
さくら猫っぽいので、野良さんではないかと。

[リンク:さくら猫とは。]


先輩から借りた「めぞん一刻」を皮切りに、今年は、珍しく、個人的に『マンガ当たり年』です。


やはり大人になると、仕事に家事に、と忙しい。
余暇の時間は、何とか生産的に過ごしたい。(という強迫観念みたいなものがある。)
すると、マンガというものは優先順位が下がるわけでして。(元々マンガ好きの人は除いて。)
そうなると、市場で幅を利かせてるのは、10代が主人公の青春恋愛、あるいは青春苦悩モノが大半になって、
その類いは、日常でお腹いっぱいの世代には、“イマサラ”となってしまうわけで。


私も例に漏れず、その一員でしたし、そこに加えて“断捨離魔”とも化してる状態ですので、
もうマンガを買ってまで読むことは、ほぼないんだろうな〜って思ってました。


が。いやいやどうして。
ここに来て、「あ! 現代でもオトナが楽しめるマンガがあったんじゃん!」と
思わせてくれる作品に出会えたわけです。


最近よく、ネットでマンガ広告を見ますけど、あれ、なかなかバカに出来ないものですね。
今年出会った漫画は、いずれもこの広告がきっかけでした。



今日語るのは、こちら。


<凪のお暇 >


広告見て、すっごい気になってた作品。

予想通り、めちゃくちゃおもしろかった!


絵には賛否あるけど、「綺麗だけどみんな同じ顔の絵」よりも
「味があって、綺麗もブサも個性もってイキイキ描かれてる絵」
の方が好きだから、私は楽しく見ております。


あらすじは、


—空気読み読み子の凪ちゃんが、ある日、彼氏の心なーい一言を聞いて、過呼吸になって、遂に「いい子なOL」をドロップアウト。

そこからぜーんぶ捨てて、キラキラOLから「28歳無職・ボロアパート住まい」になって、不安も希望も混ぜこぜで、がんばってく話。—


そんな感じです。


けど、「これを読んで、自分を考え直しましたー!」とか、そういう、メンドクッサイ感想を持たせるようなテーマを押し付けてくるんじゃなくて、『マンガは楽しく読むもの』、その立ち場にいてくれて、非常に明るく読める。


とはいえ、それだけじゃなくて、凪ちゃんが、どんどん自分の殻を破壊していく様子は爽快だし、本来の姿(実はすんごい天パ)に戻ってからの、生活を楽しんでく様は、「あー、私も腐ってないで、こんな風に生きようー!」と思わせてくれる。元気をくれるのです。



で、だ。


もうね、なんでこのマンガの話をしようと思ったかって、言うとですね、
レンタルサイト等のレビュー見てみると、凪ちゃんと最終的にくっつくのが、

『モラハラっ気のある元カレ慎二くん』

vs

『隣人のパリピ系お兄さんのゴンさん』

の、どっちだ? という、「ビアンカ・フローラ論争」みたいな各自ご意見がいくつか拝見出来るわけなんですよ。(例に出したけど私、DQやったことない)



で、私は断固、


「これは慎二くんコース一択でしょ!?」


と言いたくて、今日の話題に取り上げたわけなんです(笑)



「こんなクズ男はさっさと捨てて、幸せになりな!」って意見は結構見られる。

確かに凪ちゃんがぶっ倒れるきっかけを作ったのは、慎二くんの最低な一言なわけで、その後もモラハラ全開で接してくるし、まあとにかく彼は、「クズな元カレ」を貫いてくれとるキャラクタなわけです。


が、「ボロ泣き」と、一巻の最後で「こう来るか〜〜〜!」となる女子も多いはずで、そこで「慎二くんにやられた、慎二くん推す!」ってなる女子は、



婚期が遅れるタイプですね。(キリッ)



別に、ゴンさんを推すタイプの女子が、必ずしも結婚早いというわけじゃないでしょうけど。
彼も変なキャラクターだし(笑)
でも、一巻時点で、「クズな彼氏は捨てて、新しい恋に行け。」って思える女子は、恋愛をこじらせないよな〜〜〜。結婚してからは、こじれるかも解らんけども~。で、こういう、慎二くんみたいな「なにか抱えてるよね系」を好きなタイプは、もう、言うまでもなく、ってね〜〜〜。
いや、いろいろ実感がこもるわ〜〜〜(笑)。



最近、おもしろくてよく読んでる心理カウンセラーさん(男性)のブログで、「ロックマン」と「野良猫」ってのが出てくるんですね。

ロックマン(岩男)と野良猫系男子の違い。 | 心理カウンセラー根本裕幸

* 心を閉ざして岩のように動かないロックマンに、近付くと逃げるくせに、こっちが引くと近づいてくる野良猫系男子。 その違いと傾向と対策をお届けします。 * 私のブログに頻繁に登場するロックマンと野良猫系男子という比喩。 どちらも明確に定義されているものではありませんが、今回はちょっとその違いをまとめてみました。 楽しみながら、面白がりながら読んで頂けたら嬉しいです。 ○ロックマン(岩男)とは? 心を閉ざした自立系男子のこと。 岩のように固く、そして、動かないことから名付けられる。 そもそもはチャック・スペザーノ氏の「傷つくならばそれは愛ではない」に「岩」と「沼」という比喩があり、自立系を「岩」、依存系を「沼」として表現されていたことに由来する(と思われる)。 岩男がいる、ということは、沼女もいる、ということである(自立系男子に依存する女子のこと。当然、沼男の存在も確認されている) 過去に(彼にとっては)大きな傷を負っていることが多い。 論理的に思考することを良しとし、感情を抑圧(無視)しているので無表情であり、何を考えているのか分からない。 近付くとシャッターを下ろし、心の内に入るのを強烈に拒絶するのは傷つくことを恐れるため。 これ以上傷つくことが怖いため、相手を自分の思い通りに支配(コントロール)しようとして、自分の思い通りになることを望む。 できるだけ感情を感じないように、淡々と生活することを望み、中には毎日のルーティンが確定して、本当にロボットのような生活を送っている人もいる。 ただ、感情は抑圧しても消えないため、アンダーグラウンドを持つことも多く、例えば、キャバクラや風俗通いをしていたり、浮気症であったりすることもある。 感情と強く抑圧するため、性的欲求が高まっている可能性も高い。 それで体だけの関係を求める傾向も強い。 * ロックマンにハマるのは情熱系女子の得意技であるが、どちらかというと尽くす系(言葉は悪いけど犬タイプ)が多いように思われる。 「なぜ、あからさまに拒否されてるのにそこまでするの?(なんで彼はそこまでしてもらえるの?羨ましい!!)」という行動を採る女子が多い。 一生懸命尽くして、与えて、気持ちを考えて、距離を取って、ようやく得たチャンスも彼に踏みつぶされて泣かされていることも少なくない。

根本裕幸オフィシャルブログ

「ロックマン」は、

  • 傷つくことが怖いため、相手を自分の思い通りに支配(コントロール)しようとする。
  • 論理的に思考することを良しとし、感情を抑圧(無視)している
  • できるだけ感情を感じないように生活を送る


「野良猫」は、

  • 近付くと逃げ、こちらが引くと近づいてくる気まぐれな男子。 
  • ロックマンは感情を抑圧して何も感じないようにしているのに対し、野良猫系は感情的で時に精神的に不安定
  • 一言で言えば掴みどころのない男である。ところが、そうして自分をカモフラージュしている裏側に、これまた怯える少年などがいる。


だそうで。(詳細は出典元のブログを読んでみてください。すっごいウケるから。)
そしてもう、この慎二くんが私には、「野良猫の皮かぶったロックマン」にしか見えないわけです。
あるいは、「野良猫50 / ロックマン50」って感じ?
いや、なんでもいいんだけど、野良猫もロックマンも、「自分を見せるのが怖い」ってところは一緒で、

……あれ、これ、結局、凪ちゃんと一緒なんじゃないの?

彼も本音を出さない、空気読み読みくんだよね?

って。




で、今までは、凪ちゃんが、彼に依存してたわけなんですね。
空気読んで、周りに気を遣って遣って、めちゃくちゃ擦り減る生活。
でも自分で何か行動起こすわけでもなく、
「(営業部のエースでモテまくりの)彼が結婚してくれたら、生活が一変する」
って。
そうしたら、今まで凪ちゃんをいいように使ってた同僚女子たちも、ギャフンと言わせられるわけですよね。
(余談だけど、冒頭読むと、一見、同僚女子が最低だなーって感じがするけど、そうじゃなくて、その状況を招いてるのも、凪ちゃんなのも解ってくる。)


が、そこに彼からの手ひどい裏切り。
全てを捨てざるを得なくなった凪ちゃんは、“自分”を生き始めて、遂に彼から『自立』するのです。
そして、彼に「今後いっさい、私にかかわらないで!」と言い放つわけですよ。
ここで依存してた側と、依存させてた側が逆転して、そうすると慎二くんも、『カモフラージュ』出来てたはずの自分の“本当の姿”と向き合わざるを得なくなってくるんだろうな。

って考えると、これは、二人の再生の話になるんじゃないかな〜〜〜?

って思うと、激アツじゃない!?

って、私はなるわけです(笑)



依存させてた側と、してた側っていっても、結局、その実態は、「共依存」で、
本当の恋愛をしてたわけじゃなかった二人が、こういう“大破壊”を経て、
互いに変わらざるを得なくなって、そうして、ホントの恋愛になってく話……だとしたら、


うーん、やっぱり激アツじゃない!?(笑)



それに、凪ちゃんが“自分を取り戻す”きっかけになった&なり続けてるのは、結局、慎二くんなんだもの。
かなりの荒療治だけど(笑)



ゴンさんはゴンさんで、いいキャラクターかもしれませんが、でもゴンさんは凪ちゃんがいなくても生きてけるけど、慎二は凪ちゃんに本当に捨てられたら、生きていけないんじゃないかなあ〜〜〜
そうなるとやっぱり慎二くんを応援したくなるんだよ……って、



解りましたか? これが非効率的な恋愛をしてしまうタイプの女子の思考です。



ってなわけで、次巻が激しく楽しみです。

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