元は2014年…ルナール隊長が誕生したときの記事でしたが、
見返してたらちょっと楽しくなったので、
今(2017年)の視点を交えながら、再掲載します。
ラクガキもいくつか足しました。
2014年時点で、うちの人間さんたち(耳でかいけど)の中で
ちゃんと動いていたのは、オルファ・イズーナ・ノインゼの3人だけでした。
他にもいたけど、いろいろ保留で活動停止状態だった。
そこで前々から「ノインゼに友だちを創ってあげよう」と思っていたのを実行したわけです。
オルファに、じゃなくてノインゼに、だったのは、
たぶん休止状態とはいえ、オルファにはお友達がいたから。
(ノインゼはぼっちだったんで)
ノインゼがロンゲだから、友だちは短髪がいいなぁと思っていて、
そこでとりあえず、ひたすら短髪の男性のスケッチをしてみました。
ルナール隊長が、なんか無愛想なキャラクターになってしまったのは、
このスケッチのせいだと思われます。
なぜか男性モデルの写真はどれも、「キリッと無愛想」だったのです。
まぁ、別にまんま、その方のイメージってわけじゃないんだけど。
髪の分け目は、下段左が採用されました。
この分け目の絵の元となった写真の人は、もっとマッチョだったけど。
キャラクターを創るのに着手するきっかけになったのは、
わたしの「フリマ散歩」でした。
東京に来て間もない5月のある日、私は前々から楽しみにしていた、
調布のフリーケットに行きました。
結果、買えたのは、フォックスリータイムの鉢、ひとつでした。
「店主とお話ししながら、青空の下でロハスなお買い物♡」
……なんてのを期待していったら、ただの人の山、ご飯もろくに買えない、
仕方が無いからすごすご会場外に出たら、同じような食料難民で溢れかえってて、
結局肉屋でハムカツ買って食べ歩き〜♪……だったわけですよ。
肉屋のおじちゃんの笑顔、忘れない。
そんな中、何も買って帰らないのも悔しいから、
意地でもしたお買い物が、フォックスリータイムだったのです。
で、タイムを買ったらハーブ熱に火がついて、
ついでに近所のホームセンターで、ミントとかカモミールとか、
5種類くらいハーブを衝動買いしたわけです。
それを並べてみたところ、
古参の花かんざし(ノインゼって呼んでた)、
アリッサム(イズーナって呼んでた)、
勿忘草(オルファって呼んでた)
を守る騎士団みたいに見えたのです。
よって、タイム隊長率いる、ハーブ隊が生まれました。
キャトロちゃんも、この「カモミール」をモチーフに生まれたキャラクターです。
なお、当初、タイムは「女の子」の予定だったんです。
元々この国には、「魔女の師匠」みたいなのがいまして、彼女をタイムに当てはめるつもりでした。
癒しの師匠(女性隊長)と、その部下、みたいな。
けど、調べていくうちに、古代ギリシアでは、タイムは勇気の象徴だったとか、
花言葉もなんか、そんな勇敢な感じだという情報が入ってきたので、
なんかちょっと、勇者っぽいイメージを持ち、「男の子」にすることにしました。
一方、カモミールは、効能的にも、女性向けな印象があったので、女の子にしました。
ところがあとで知ったんだけども、
実はタイムって、性別的には女性、支配惑星は金星、
逆にカモミールが男性で、支配惑星は太陽とか、
なんかそういうのが伝承的にあるらしいですね。まぁいいや。
というわけで、擬人化したタイム騎士のキャラクター作りが進むことになりました。
さて、上のイケメンきりり顔では、自分の普段の絵から遠くて描きづらかったので、
いつもの絵に落とし込む作業が下のとおり。
これは3番目が今のイメージに一番近いですね。
次はノインゼと並べてみる。
爽やかさで短髪に軍配があがる危険性を感じ始める。
そこで、ノインゼ本気モードを描いてみる。
ルナが生まれるまでは、ノインゼが一番、他を率いていく兄貴イメージだったんですよ。
でも、なんか、ノインゼより偉そうというか、
ノインゼの「面倒を見る」感じのキャラクターが欲しかったんですよね。
ルナはうまくそれにはまってくれました。
さらに言えば、ルナ誕生前のノインゼは、あんまり面白いキャラクターじゃなかった。
「腹立つくらい完璧な王子様」が生み出したくて創ったのがノインゼだったのですけど、
人間性も温厚で優しくていい人で、しょーじき、つまらんヤツだった。
ところが、ルナが生まれたら、
子どもっぽいところが出てきて、ふざけたりするようになったので、
私はとても嬉しく思っています(´ - ` )
(歳時記本より)(いろいろ形が間違ってるんですが)
あんまりカラーで出すことがなかったので、
ルナは金髪だと思ってる方が多いみたいなんですが、
髪の毛、緑なんです。だって、元々、葉っぱの子だから。
お約束:子ども時代
これが結構気に入ったので、おさななじみ話の妄想が広がる。
そうすると、必然的に、ルナの家族の話も膨らむという。
「実家暮らし」(笑)。
「母ちゃん似」って書いてあるのは、ルナのことじゃなくて、
ノイ・オル兄弟の話ですが、まぁルナも母ちゃん似です。
「寡黙でミステリアスなようでいて、その実、あまり大したことを考えていない」
というのは、塾講師バイト時代の教え子の一人から、イメージを貰ってる気がします。
教え子でいたんですよ、スッとした顔で、あまりしゃべらなくて、
女子にも人気があって、見透かすような目でこっちを見てくるんだけど、
星座と血液型を聞いたら「ギョウザのニイガタ」って答えるような子が(笑)
でも、誕生日には「泣けるじゃないかコノヤロー!」って言いたくなるような
メールをくれる子だった。元気にしてるかな。
ルナの家族は、強い父ちゃん、綺麗でキリッとした母ちゃん、
5歳くらい年上の姉ちゃん(既婚)…って感じです。
ルナ姉は、実家の近くに住んでます。小学生くらいの娘がおりまして、
これがルナにえらく懐いております。
ノインゼはこのルナファミリーにはかなりお世話になっています。
王子は、ルナと一緒にママに叱られたりして育ったのです(笑)
これも歳時記本より。隊長は子どもと動物が好きです。
(そのイメージは多分、うちの弟から来てる。
うちの弟も家の中では無愛想なもんで、隊長とちょっとかぶるんです。)
ちなみにこれ、画伯がいないのは、ヤツはよくスケッチ旅行に行っていて物知りだから、
勉強する必要がないからです。
クッカさんはああ見えて、働くパパだから忙しい。ウシィも飛び回ってて忙しい。
ポッピーくんが来れてるのは、たぶん、イズーナちゃん辺りがひよこを預かってくれたんじゃないか、と。
「ルナール」という名前は「狐」のフランス語です。
「“フォックス”リータイム」ですからね。
そんなこんなで、ルナール隊長誕生物語でした。
0コメント